6月に15年くらい前からパーキンソン病であった伯母が亡くなった。

7月に12年くらい前からアルツハイマー型認知症であった義母が亡くなった。

二人とも偶然89才、脳の病気。よく生きた人たちだと思う。

パーキンソン病は薬も少しずつ良くなっているし、専用のデイケアができたり、山中教授のIPS細胞の応用化も進みそうで、若い人にも少し明るい方向性がある。

伯母も最後の数年は寝たきり状態だったが、それ以前は薬をコントロールしながら来客とお話しできたりしていた。

一方、認知症は残念ながら、いろいろ薬も開発されているが、将来性はまだ明るくない!

義母は「きれいな認知症」と言われ、妄想だの幻聴だのとは無縁で、ただただ記憶機能が壊れ、その結果周囲の認知機能が壊れ、更に言葉も意味を失い、食べて噛んで飲み込むことも最後の方は壊れかけていた。帰り道が解らなくなり徘徊したり、万引きしたりした頃は、まだまだ脳の機能が活発で少し壊れた分だけ世間に迷惑をかけることができた、元気だったなあと思う。

その後もヘルパーさん達に「きれいな笑顔ですね」と言われ続けた義母。寝たきりのなっても「上品ですね」と褒められ、まあ本人は幸せな老後だったのだろうと思います。

やっぱり初期の頃に早めに受診し、本人が苦しむ時期を追い詰めないように周囲でフォローしてあげることが大切だと思う。肺炎や糖尿病と同じように記憶障害という病気として認識して、それ以外の本人の判断力や理解力は健在であることを尊重してあげることです。初期の段階で、頭がダメになったとか人格がダメになったという反応を回りがやると、本人は追い詰められ暴力や妄想や積極的徘徊に走るようになる。そうすると認知症全体がいろんなものを引きずった暗くてきたないものになってしまう可能性がある。

義母は7月10日に荼毘に付した。前日に死刑囚麻原彰晃が府中の斎場で焼かれた!というニュースが飛び込み、まさか!同じ釜はいやだ!と親族一同心配したのですが、麻原は都立の多摩斎場、義母は府中市立の斎場で違うことがはっきりして一安心。合掌!