日経新聞の景況感はそんなに悪くない。大企業の収益も悪くない。(東芝みたいな馬鹿な会社は別ですが)僅かではあるが平均賃金も騰がっている。でも、景気のいい話が聞こえてこない。

今年も確定申告期、個人事業主さんたちの申告指導や相談を、青色申告会、商工会、信用金庫でやりました。

今年はなぜか理容院、美容院が多くて5件担当しました。みなさん、本当に疲弊しています。

「客が一人も来ない日がある」「駅前の安売りに客が流れる」「自宅でやってるから続けているが、何年続けられるか?」「高齢の顧客が施設に入ったり亡くなったりする、子供は減ったねえ!」

「息子とやっていたが、今は一人、息子は運転手やってる」「かみさんはパートに出てるよ」

焼き鳥のオヤジ、タバコ屋のばあさん、出前が減った中華屋のおかみさん、みな未来への展望がありません。

滅入ってきちゃいますね~

 

東京オリンピックに向け「おもてなしのこころ」が売りなのですが、そもそも日本の過剰サービスの伝統は江戸時代に遡り、多種多様な物売りや小売店が世界にくらべとても多かったことによるのです。

しかも「髪結いの亭主」とか、それなりに収入も良かったんでしょうね。そういう商業国日本が今滅んでいこうとしているのです。チェーン店の飲食店やコンビニ、アマゾンや楽天、商業(あきない)じゃないのです。アメリカが生んだ、機能とシステムだけのビジネスです。多様性の喪失、地域性の喪失、さびしい限りです。