140425徘徊

酷な判決です。91歳の認知症爺さんが徘徊して電車事故にあった。名古屋高裁は老老介護をしていた85歳のお婆さんにJR東海への損害賠償を命じた。監督責任だそうだ。徘徊する認知症の爺さんは家に閉じ込めておけ!外に連れ出すときは、犬と同じに鎖でつなげ!という論理だ。

徘徊するのは犯罪ではないでしょう。認知症になるのもなにか努力不足や、不摂生のせいではないでしょう。たぶん認知症になり、そしてたぶん徘徊するであろう私としては、声を大にして言いたい「徘徊してどこが悪い!」

徘徊の結果、行き倒れて凍死したり事故死したりするのは自分の責任なんだから仕方ない。だけどその責任を、自分を介護してくれる人間に負わせるのはあんまりだ。徘徊のせいで、いろいろ世間に迷惑をかけるのは心苦しい。申し訳ないと今から謝っておきます。だけど、それが私を介護する人間の監督責任だというのは違うと思う。認知症であれ責任は自分にあるのだ!

認知症はどこにでもある、誰でもなりうる病気です。当然長生きするとリスクは高くなる。認知症が増えたのは医療の進歩や食糧増産・環境整備等の誇るべき結果であり、多くの人々の努力の成果の一つなのです。「高齢化社会」 いろいろと新しい倫理やルールが必要になってきます。是非認知症にやさしい、ある程度は徘徊自由な社会になって欲しいなと願っています。