ポケモンGOで任天堂の株価が上がっている。

ポケモンGOはマクドナルド等の企業を巻き込んでいるところが新しい!!スマホのカメラ機能とGPS機能を融合したスマホならではのアプリ。もちろんポケモンという多彩なキャラクターも大きくヒットに貢献している。任天堂が作ったわけでもなく、任天堂のファミコン用のソフトでもない。単に任天堂は20年前からポケモンのゲームを得意としてきたし、ポケモンのキャラクター管理会社に32%出資しているだけ。

だけど任天堂の株価は上がっている。

任天堂以前WiiFit関係の仕事で3回ほど任天堂本社に行ったことがある。受付のある一階はガランとして静か、全体に活気がない。世界中で儲かっているはずなのに、変わった会社だなあという印象だった。実際企業文化が独特なのだと思う。

本社には営業部門がなく、企画開発部門とその著作権やリスク管理をする法務部門ばかり。販売面では、花札・トランプ時代の問屋流通を大切にしてきた会社で、何でもかんでも自社でがめつくやるわけではない。企画開発に関してはとても柔軟で他社の企画も受け入れる姿勢を持っている。関った取引先に対しても丁寧に対応する。(下請け扱いしない!)一方、価格面には曖昧さを許さず、著作権や調査・法務部門は極めて細かく堅い。内側から壊れることはあまりなさそうなリスク管理の優れた会社のひとつだと思う。

現在の任天堂は強い収益力がない。なのにちょっとした話題性で株価が跳ねるのは、上記の危なげがないガバナンスと分厚い自己資本にあると思う。無駄な投資をしない会社なのです。無理な拡大はしない。

対照的なソフトバンクは3兆円以上のM&Aで株価を下げているが、どちらが良いとか悪いとかではなく、企業文化・経営姿勢の違い。5年後10年後がどうなっているかはわからない。

任天堂の強みのもう1つがマリオ。

任天堂は世界的なキャラクターであるマリオブラザーズを持ちながら、今迄マリオのキャラクターグッズやアニメーションを出したことがない。しっかりとマリオというキャラクターを守ってきている。もし、任天堂がマリオを使ったキャラクター商売に走るようになったときは、任天堂の凋落が始まったと理解してもらっていいと思う。凄いところがたくさんある会社ですよ。mario