20101014-003.jpg TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)が話題を呼んでいます。APECも近づき、失点続きの菅内閣が汚名挽回の鬼手として突如表明されたTPPへの前向き参加論に国内が揺れ続けていますが・・・。

 TPPというのは簡単に言うと関税を自由化し、簡素化することにより互いの持ち味を活かした貿易を強化しましょうということであるらしい。何だか昔、大学の講義で習ったリカードの理論が復活したみたいで不思議な話ですが。

 当然ながら、コメを中心にした農畜産物は壊滅すると産地では大反対論が巻き起こっています。だけどちょっと待って欲しい・・・

 昔、輸入牛肉やオレンジが自由化されると国内の農家は壊滅すると言っていたことを思い出してみたいのです。結果として差別化に成功した日本の和牛は今では輸出されるに至っていますし、ミカン農家もしたたかに生き残っています。

 本当にいけないことは、抜本的な見直しも戦略も無く淘汰されるべきものを救済して延命させることだと私は思います。減反補助金の矛盾は生活保護と最低賃金の矛盾を見るようで政治の非戦略性・貧困ではないかと感じています。

 日本の農家は世界でも有数の努力家であり独創的な技術も持ち合わせている素晴らしいものだと思っています。農協のシステムを守りたいという狭い話に振り回されてはならないのではないでしょうか? 日本農業の復活にはゾンビのような既得権を持つ集団の排除が必要に思います。もちろん、激変緩和の為の措置は当然ながら必要に思いますが。

   実は、TPPにはもう一つの隠された側面があります。それは「移民の自由化協定」が内包されているということです。

 これは、私のような人材事業を営む者にとっても大きな問題ですね。 日本は既に世界でも前例のない「超高齢化社会」が現実に進行している「老化先進大国」です。  実に国民の22.5%が65歳以上でダントツの世界一・・・。この超高齢化の嵐は止まることなく進行し医療費と年金は国家破たんの時限爆弾と化しつつある。 

 この国が未来を開いていくにはドラスティックな移民政策をとる以外に方途なしというのが私の本音です

 TPPは反対勢力の圧力で締結は困難というのが現時点での定説ですが、輸出産業を活性化し世界から働く若い人を受け入れて新しい日本の未来像を作るということについて私は否定しないものです。でも今の政権は「有言不実行」なのでやっぱり無理かなー…。

 それにしても、尖閣ビデオの犯人探しよりもビデオに写った中国船の無法犯罪行為には腹が立ちます。あの無法船長を無罪放免しながらビデオ流出犯を逮捕しようとする政府っていったい誰を守る義務があるというのだろうか?   政権が倒れる前に「移民解放政策」に道を開いて欲しいと願わずにはおれないですね。