福島原発でのメルトダウンが刻々と深刻さを増しつつあります。これは既に「日本沈没」の危機にあると言っても過言ではない気がしています。

 運転していた第一から第三号機までの他に運転していなかった四号機までもが火災を起こすという展開。事態はいよいよチェルノブイリ事故のレベル7に向けて走り出している感があります。これは本当に恐ろしいことです・・・。

 風向き次第では関東が全域で放射能の傘の下に置かれるわけです。日本の半分近い人口が汚染の真ん中で放置される現実の恐怖が・・・・。

 東京電力の危機管理能力の欠如も信じられないお粗末さで・・・・給水用のポンプの給油を忘れていたなんて想像も出来ない体たらく。運転していなかった第四号機が何故に火災を起こすのか? も理解できない・・・油断していたとしか思えない。

 誰もが想定を超える事故でと口にするけれど、大体危機管理というのは想定を超えるところを想定するところから出発するものじゃないのか??? 三重の防護策が破られた後の措置って何にも考えていないでよくも輸出で稼ごうと考えたもんだ。

 原子力というと私の恩師だったK教授のことを思い出します。K教授は京大で物理学を学び、東大で経済学を専攻して「工業経済論」を教えていた先生でした。先生は本当に立派な人でしたが「原子力は統制さえ普通にしてたら何の問題も無いクリーンエネルギー」「日本が技術で世界を先導するには不可欠な技術」というのが口癖でしたね・・・。

 確かに論理的にはそうなのでしょう、ただし実行するのは普通の人間ですよね。東電って会社が現場の作業は全部下請・孫請けにやらせて自分たちは安全なところにいて指示するだけということを想定もしていないわけです。

 まさか、ポンプを動かすには燃料を補給するんだよってことまで指示しないと出来ないとは亡き恩師も考えなかったことでしょう。

 人災と天災が複合するととんでもない事故が起こるということを見事に証明してしまった今回の危機が奇跡でも何でも無事に終息するように祈るばかりです・・・。

 株価は暴落し、円高は天井知らずで物資の不足は深刻の度合いを深めつつあります。そんな中で金持ちの友人でもある中国人から電話があり・・・「日本は危ないから海外に避難するから携帯は通じなくなる」という連絡がありました。さて、逃げ場のない日本人としては覚悟を決めてこのピンチに立ち向かうしかないようですね・・・。