0001.jpg3月25日は息子の大学の卒業式でした。初めてキャンパスに足を踏み入れてその広さを改めて感じてきましたが、2千人を超す卒業生の前途に乾杯!  私には子供が二人おりまして、今年卒業の息子と来年卒業予定の娘がいます…。彼らが多感な時期に私は単身赴任で不在であったことが良かったように思っていますが…。父親は元気で留守なのが一番ですねー 息子は何故かバンカーになるとのことですが、世の中の役に立てる人材になってほしいと願うばかりです。

 さて、親としての義務を考えてみますと子供たちに与えるのは二つ…。お腹いっぱいのご飯という栄養素と大きな夢という肥料ですね…。どちらも成長には欠かせないもので、心身のバランスのとれた人間に育ってほしいと願うのは親であればみな同じではないかと考えています。

 巣立ちの季節は一方では3月危機という声も聞かれる時期になっています…。3/31危機というのは企業決算で資金繰りに詰まる企業が多く出る可能性があることと、派遣・契約社員の契約解除が大量に出る日ということでもあります。

 新聞発表で、3月31日施行で雇用保険法が改正されるという情報が流れていたので私も昨日ハローワークで話を聞きに行ってきました。現在の法律では雇用保険に加入できるのは一年の雇用見込が必要であり、その為に短期での契約の多い派遣労働者は雇用保険を掛けられない人が多く存在しています。もちろん、私の会社も同じで1年継続というのはかなり高いハードルであることは事実でした。その雇用保険が6か月継続で加入可能になり、しかも3月31日に遡って施行されるというのは大変なことなのです。

 3月31日に契約が切れてしまう技術者さんが私の会社にも何人かいるのですが、その方々は既に継続して6か月以上を勤務しているものの1年継続のルールからは雇用保険に加入できていない訳です。それが3月31日施行で法律が改正されますとその時点で6ヵ月を超す勤務なのですから無条件で雇用保険に加入が可能、そして翌日から失業保険の適用を受けられるのではないかということで話を聞きに行ったのです…。

 その結果は…「法律が現時点で確定していないので何とも申し上げられない」「施行日以降に雇用された人が適用条件になるのではないかと思う」「遡って適用申請というのは出来ないのではないか?」 ・・・・・・・・

 公務員は労働基本法自体が適用外ですから他人の痛みには鈍感にできているということなのでしょうねー。本当に疲れました。

 3月末で契約の切れる45歳の男性技術者さんには無職の奥さんと進学時期を迎えた二人のお子さんがいます。「子供たちのためなら全国どこへでも行きます」と言っていた彼の気持ちを考えたら損と得の話ではないと改めて思います。契約解除は即時に収入が無くなる現実と直結するわけですから。

働いてくれている人たちの家族は私の家族と同じなのですねー 大人の作る社会が子供たちを育てられなくなったらそんな社会に未来があるわけもありません。私は4月以降も仕事が無くても彼を技術社員として処遇しようと決めました。

 国の作った登録型派遣契約という仕組みにセーフティネットが無いのであれば、私たちが自分の経営責任で考えていくというスタンスが必要と思います。経営家族主義・・・許されるのであれば古い日本の良さを残した会社を目指したいというのが本音ですね。

 写真は「エルムの杜」ではなく、上海の老街です。上海にふらりと遊びに行きたいところですねー