金融動乱の時代を迎えつつあります・・・。

日本銀行のマイナス金利政策によって世の中はどんな形に変化するものでしょうか???

まず、第一に不動産と家のバブルの可能性について・・・ 金利が地の底を這うような数値になるわけですから無理をしてでもローンを組みたいという誘惑に駆られる人は多いかもしれません。
マイナス金利の先輩国であるデンマークは不動産価格が高騰しているそうですが・・・日本には巨大な空き家問題が横たわり、既に供給は超過状態。

第二に挙げられるのは、旧来のビジネスモデルの崩壊・・・かもしれません。

例えば、銀行業に未来があるのか? という問題です。 「護送船団方式」で守られてきた日本の銀行業界に激震が走っています。

マイナス金利政策によって日銀に預けるおカネに金利が付かないことと、国債の利回りがマイナスになってしまいビジネスモデルが成り立たなくなりつつあるわけです。

銀行員というと一般的にはエリートというイメージが強いわけですが、これから先は大転換期・・・。人工知能の発達もありますから、淘汰が進む可能性が高いと見ます。

なりふり構わず、銀行マンたちは「保険販売」「投信販売」「外貨建て預金販売」等の商品販売に血道を上げますが・・・ 正直言って彼等の売りたいものを買ってはいけません(^^;

顧客に損をさせて手数料を取るという商売しか出来ない人たちに未来があるとも思えない・・・。まぁ、気の毒ではありますが。アジアやタックスヘイブンに拠点を構えるくらいの戦略転換が必要かもしれません・・・  金融庁が守ってくれない以上は、世の中のニーズに向けて顧客の立場に立つという覚悟が必要だからです。

そして第三に辛いのは、年金系のビジネスモデルですね。 中小の年金基金はいよいよ全滅でしょう。確定利率で4%とか5%で運営されていること自体が無茶な話・・・。

年金系ではないものの、似たような構図のビジネスモデルが北海道JRという会社です。

この会社も存立自体が深刻な状況に立たされています・・・。今の赤字路線を継続するだけで400億円の赤字を垂れ流す仕組みなわけです。

それでもなんとかやって来られたのは、「経営安定基金」の存在でした・・・。これは、旧国鉄から分離するときに与えられた基金ですね。6千億を超す基金を国の特別会計に貸し付けて上がる利息が4%! というもの。 事実上の国鉄であることに何の変化もない・・・。マイナス金利時代に4%の利息を付けるビジネスモデルで・・・しかも足りないのです。

こうして、基金は取り崩されて利息も減って赤字が深刻な事態になってしまったという笑えぬ結末・・・。 残るは赤字路線を全廃するか地方自治体に委ねる方法論。

疲弊した地方にJRを支える力があろうはずもない。 新聞では肥大化した管理部門にメスを入れよという論調があったが、不幸を増やすことにしかならないのでは???

マイナス金利という劇薬を使うに至った経緯を見ていても・・・ 金融政策に頼った経済運営には限界があるように思います。というか無理です。

銀行やJRといったビジネスの在り方を見ただけで、安心して不動産やマンションを買える状況にないというのが判ります。 将来に対する不安・・・これがある限り景気が良くなることは無いということでしょうね。 

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北海道池田町の名物は十勝ワインですが、この町で飲まれているものに「ロゼ・ロック」というものがあります。先日のイベントで私も飲んでみました。