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 春まだ遅い北国を離れて上海に行っていました。

 1年半ぶりの上海でしたが… 驚くことに日本人は激減という印象でした…。 10万人もいた日本人と駐在軍団はどこには消えたのだろう??? 日本と中国の間の緊張状態と経済環境の悪化という現実を垣間見てきました。

 写真は、上海の郊外にある七宝という古鎮。  息抜きに訪れましたが、古き良き時代の名残が感じられてホッとするひと時を過ごしてきました。

 中国バブルの崩壊と世界同時不況を声高に叫ぶ評論家が多くなってきましたが、上海の今を見た感じでは予兆はある気がします。 人の流れに以前のような活気がなく、飲食店も閑古鳥が鳴いていてヒマそうでした。

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 私の前職での部下であった「張駿」氏に招かれて、家族一緒の食事会に参加してきました。 張駿氏は35歳、上海生まれの元留学生。お父さんは国有企業の幹部で絵に描いたような中流の上の家庭の人ですね。

 こういう人たちがBMWとかアウディとかを買ってるわけです。家族を大事にする中国人のパーティに招かれて楽しい時間を過ごすことができました。

 その張氏に相談を受けてビジネスの組み立てを考えたりしてきたわけですが・・・。 今の中国では、おカネを山ほど抱えて立ち往生している小富豪が多いみたいです。

 翌日に私の上海のパートナーである「沈さん」の事務所を訪問して話を聞きに行くと・・・紹介してくれたのが「青さん」という中高年のパッとしない感じのおばさん。

 ところがこのおばさんが凄い人でした・・・。 市役所の役人である夫と税理士であるおばさんには、アメリカで仕事をしている娘がいて・・・手元に600万元と上海市内にマンションが二つある・・・という話に度肝を抜かれました。

 これって軽~く2億円くらいの資産があるという話なんです。もちろん、まともに稼いだ金であるはずもありません。 そのおカネの運用や老後についてのご相談という話でした・・・。

 上海でマネーロンダリングの相談を受けるとは思ってもいなかったのですが・・・おばさんは、日本で住みたいんだそうです。 1年のうちの数か月を仲間と一緒に過ごすのは楽しいけれど、住むには言葉の壁が大きいですよと伝えています。

 上海や北京から脱出したいと考えている中国人が現実には大変に多いということを学んだだけでも収穫であったのかもしれませんね・・・。

 それにしても・・・ボサボサの髪でパッとしない普通の隣人みたいな人が億万長者っていうのはピンと来ませんねー  これもまた現代中国の病める部分というべきことなのかもしれません。